鍼灸による不妊治療の効果

鍼灸による不妊治療で必ず妊娠できるというわけではありません。体外受精の前後に治療を受けることで受精率が高くなるとか、多嚢胞性卵巣症候群の症状改善に有効だとかの話が多くありますし、鍼灸も不妊治療のひとつとして日本以外の世界の国で行われているものです。東洋医学の考え方にのっとった、ハリで行う治療なのでカラダの本来持っている力を引き出すとこに期待されます。長引く不妊の治療で疲れた心と体をリラックスさせる効果も高いです。薬の服用の必要がないのも、薬を飲むことに抵抗がある人にメリットとなります。
手足が冷えやすい体質の人は子宮も冷えていると考えられます。冷えた子宮はお腹周辺が冷たいので血流が悪くなっています。正常なお腹は柔らいものですが、触ってみて硬かったり押さえらえれて痛いと感じるようであれば、体を温める体質改善を目的に鍼灸治療を受けることで、ホルモンバランスの改善や血流促進による子宮や卵巣機能の改善につながっていき、結果的に妊娠しやすいカラダづくりができていきます。
卵巣が温められることで卵巣の活動が活発になり、卵子に栄養が行きやすくなります。良質の卵子が育つことで妊娠を継続させるホルモンの分泌も活発になります。子宮が温められると受精卵が着床するときに子宮内膜へ栄養が行きわたるようになり、受精卵の成長を促します。ホルモンバランスの正常化や子宮内膜の状態の良好化が妊娠率向上につながっていきます。卵胞がうまく育っていない、基礎体温が定まっていないような場合にも体質改善の効果が見られます。
不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。原因の半分は男性にあります。男性がハリ治療を行うことで体調を整える効果も得られます。
体外受精にかかる費用はとても高額です。一度で妊娠に至るケースも少なく、何度もトライしていくしかないため、妊娠率が上がりそうだとされるもので体への害がなさそうであれば、何かしら自分たちでも取り入れていきたいと考えるのが普通です。短期間で体質改善はできないため、週に1回、何か月間かの通院を続けてといった治療になりますが、それで自分の体の調子が整い、高額な体外受精の成功率が上がるのであれば取り入れる価値があります。すぐに体質改善の効果が現れない人もいますので一概には言えませんが、1回の治療ごとに体にいい環境づくり、体の変化が起こり体質改善ができます。何もせずにいるよりも価値があります。